当院では、患者様一人ひとりに合わせた不妊治療を行っております。タイミング療法は不妊治療のファーストステップとも言われ、最も自然なかたちで妊娠を成立させる方法です。年齢や身体の状態に合った方法を選択し、一緒に取り組みサポートしていきます。
タイミング療法とは?
基礎体温や超音波検査などで卵胞の状態を確認し、妊娠しやすいタイミング(排卵するタイミング)に合わせて性交する方法です。卵子の寿命は排卵から約24時間。その排卵日を精度の高いエコーで的確に判断することで、妊娠成立に近づけます。タイミング療法でこちらがサポートするのは、排卵日の的確な予想と性交のタイミング指導で、その他は自然な妊娠と変わりなく妊娠することができます。
どんな流れで治療するの?
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排卵日の予想
基礎体温や月経周期をもとに排卵日を予想します。
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卵胞の状態を確認
予想した排卵日前に超音波検査で卵胞を確認し、確実な排卵日を判断します。卵胞は成長していないと排卵しても受精に至らないため、超音波検査で大きさを測定する必要があります。
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タイミング誘導・確認
排卵できる準備が整えば、ホルモン検査を行い、その結果をもとにタイミングの指導を行います。後日、超音波検査で排卵のタイミングを確認することもできます。
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着床・妊娠
タイミング療法がうまくいかない場合は?
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妊娠しやすい体づくり
タイミング療法において、妊娠しやすい体づくりをサポートします。症状にあった内服薬や漢方を処方します。
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排卵誘発剤を併用
排卵誘発剤により、複数の卵胞を発育し、排卵させることで受精する確率をあげます。基本的には、排卵障害のある方に使用する方法ですが、タイミング療法がうまくいかない場合にも行うことがあります。
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不妊治療を次のステップへ
不妊治療は段階的に治療を進めていくものになります。タイミング療法を半年ほど行っても妊娠できない場合、次のステップ(人工授精)への治療を検討する必要があります。