2022.03.24
【漢方でLet’s 改善~頭痛編~】
神道レディースクリニックは漢方治療にも力をいれています。
神道院長は幼い頃から漢方薬で身体の不調を改善する一家で育ちました。神道院長の父は東洋医学に関する書籍を出版したり、医師や薬剤師へ向けて上級者向けの講演などを行っている医学博士です。
また、木戸先生はスポーツドクターでもあり大学院時代に生理痛や内膜症の研究に特に力をいれており痛みの緩和に積極的に漢方薬を取り入れています。
当院ではついつい我慢しがちな、PMSをはじめ更年期障害の不調など、保険診療にてお悩みに寄り添います。
女性特有のお悩みが漢方薬で改善できることを知っていましたか?まだまだ知らない方も多いかと思いますが、
もっと漢方薬を身近に感じていただけるように、お悩み別に応じて木戸先生から今後、発信していく予定となっております!!
株式会社ツムラさんやクラシエさんより定期的に院内勉強会をお願いしており、皆様のお役に立てるよう常にスタッフの知識をアップデートしています。
些細なことでもぜひお気軽にお声がけくださいね。
~頭痛編~
女性に多いお悩みNo1 〖頭痛〗
生理前や生理中の片頭痛をはじめ、慢性頭痛に悩まされたり、大事なときに限って頭痛が起こって頭がズキズキ痛く思考が低下するなど・・そんな困った経験などはありませんか?
肩こりからくる頭痛、雨の日はなんだか調子が悪くて頭が痛い ・・
誰もが経験をする頭痛は日常的によくおこる疾患のひとつで、日本人の4人に1人が悩んでいるといわれています。
痛みがつらいので市販の痛み止めを購入して飲んでみたり、またいつもの市販の痛み止めでは効果が悪くなったように感じたり、だんだん使用量が増えて不安な方も多いのではないでしょうか?
↓頭痛が起きる原因は人によって様々です↓
●生理
●ストレス・精神的緊張
●疲れ
●寝不足
●空腹
●天候の変化など
当クリニックでは頭痛の特徴や患者様おひとり、ひとりのお悩み、ライフスタイルなどをお聞きし体質に合った漢方薬を処方致します。
服用していただくことで根本的な治療を目指していきます。
あなたの頭痛の種類は??
①片頭痛
女性に多い発作性の頭痛です。月または週に何回か頭の片側または両側のズキンズキンとした痛みが数日間続くことが多いです。
頭痛発作が始まる前に目の前に火花が散るようなチカチカやギザギザの光が見えたりすることがありますが、すべての人に起こるわけではありません。
脳の血管が発作的に収縮し、その後、急に拡張することで起こる痛みでひどくなると吐き気を伴うこともあります。
②緊張型頭痛
日本人の中で最も多く女性に多いといわれている頭痛です。精神的・身体的ストレスによる自律神経失調症(交感神経の過度興奮)が原因となることが多いため、「ストレス頭痛」と呼ばれることもあります。
毎日あるいは数時間~数日にわたり頭を輪っかで締め付けられているような圧迫感や、頭に大きな荷物が乗っかっているような痛みで、頭痛以外にも首や肩の凝り、身体がフワフワするようなめまい感を伴うこともあります。
③群発頭痛
毎日のようにほぼ決まった時間に片方の目の奥が激しく痛む頭痛で、通常1年に1~2回の周期で発症します。
頭痛が起こる「群周期」には1~2か月間にわたって睡眠中、特に明け方に目の奥をえぐる様な激しい痛みが襲いかかってくることが多く、1~2時間続くと自然に治ります。
痛みのある側の目が真っ赤に充血したり、涙がポロポロと出る、瞳孔が小さくなる、鼻水が出るなどの症状を伴うこともあります。
軽い症状からつら~い症状まで、、
物事に集中できず、、本当に辛いですよね。。
漢方治療に応用すると
・呉茱萸湯 (ゴシュユトウ)
ズキンズキン とした頭痛は、冷えが身体の中の巡りを邪魔しています。
身体の中心であるお腹があたためられ流れがよくなるので、冷えが取り除れ頭痛が改善されます。
・川芎茶調散 (センキュウチャチョウサン)
鎮痛作用のほかに、血行をよくするので、生理を順調にする働きがあります。
生理周期に関連して起こる頭痛におすすめです。
・五苓散 (ゴレイサン)
二日酔いなどで浮腫みがある頭痛は、身体に水分が溜っている状態になります。
身体の不要な水を外に出す作用により頭痛が改善されます。
・釣藤散 (チョウトウサン )
ストレスなどでイライラして頭痛になる方は「気」が頭の方に上昇しています。
「気」の上昇を抑える作用で頭痛が改善されます。
日常ではストレスを溜めないこと、適度な運動やストレッチ、規則正しい生活を心掛けることも大切です。
ひとりで悩まず、我慢せずにお気軽にご相談ください。