2022.03.26
【漢方でLet’s 改善~冷え性編~】
神道レディースクリニックは漢方治療にも力をいれています。
〖頭痛編〗→https://www.shindoh-clinic.jp/blog2295
ぽかぽか陽気の日が増えて春を感じられる季節になってきましたね。
薄着になれるくらい暖かい日もあるというのに全身や手足、下半身だけなどが冷えるといったことはありませんか?
日本人女性の約7割が冷え性とも言われていて、万病の元となる身体からの警告なのです。
冷えによる様々な不調はサイン。体温が下がると免疫力も下がり、放っておくと 不妊症や難産など重い病気につながる可能性があります。
まずは自分の身体に冷えが隠れていないか把握することが大切です。
●月経痛・無月経
●肩こり・頭痛
●肌が荒れやすい
●便秘や下痢になりやすい
●顔や手足がむくみやすい
●目の下のクマが気になる
●何をしても痩せない
●イライラしたり落ち込む
●記憶力が低下している
このような症状に当てはまる場合は、冷えが隠れているかもしれません。
当院では患者様おひとりおひとりのお悩みや症状をお伺いし、冷えのタイプに合った漢方を処方させていただいています。
身体を温め子宮を温めることはとっても大切なことです。
タイプ① 全身が冷える 【全身タイプ】
ストレスや生活習慣の悪化によって体内のエネルギーを作り出す力と新陳代謝が低下します。
手足や内臓の冷えにより、食欲や気力が失われ慢性的な疲労感や倦怠感が生じます。
→補中益気湯など
タイプ② 手足のみが冷える 【四肢末端タイプ】
食事の量が少ない、運動不足などの生活習慣によって交感神経が過剰に働き、手足の末端まで血流が行き渡らなくなります。10代~20代の若い女性に多く、疲れや筋力低下、無理なダイエットなどが原因となることがあります。
なかには立ちくらみやむくみ、しもやけやニキビ、月経困難症などを伴う場合もあります。
→当帰芍薬散、十全大補湯など
タイプ③ 腰から下が冷えやすい 【下半身タイプ】
下半身の筋肉が硬直し、足の血の巡りが滞ってしまい余分な脂肪や水分などが蓄積します。
また上半身には血が巡るためのぼせて顔がほてりやすいという特徴もあります。
30代以降の男女によくみられ、運動不足によって下半身の筋肉が衰えている場合もこのタイプの冷え性が考えられます。
→桂枝茯苓丸など
タイプ④ ストレスなど 【自律神経失調タイプ】
ストレスなどで自律神経の調整がうまくいかずに血流が悪くなり冷えを感じるタイプです。
本人は冷えを感じていても実際に身体に触ってみると冷えていないなど体温の調節がうまくいかないこともあります。
疲れているのに眠れない、集中力低下、食欲不振、胃の痛み、息が苦しいなどの症状がみられる場合もあります。
→加味逍遥散など
さらに冷え性を改善するには、毎日の食事も大切です。身体を温める食べ物である 根菜類や生姜、発酵食品 を積極的に取り入れましょう。
身体の芯まで冷えて身体を温めたいときには、①製造過程で発酵している紅茶、プーアル茶、ウーロン茶、日本酒、紹興酒や②ポリフェノールの血管拡張作用により、血流が良くなるココア、赤ワイン などもオススメです。
その他に適度な運動習慣を身につける、ストレスを溜めない、ゆっくり湯船につかる、睡眠の見直し、温めグッズを活用するなども効果的です。
できることから、ぜひ少しづつ取り入れていきましょう。あなたも今日から温活と漢方をぜひ組み合わせて、冷えを改善して、ポカポカに。。